「不確実性と情報」入門 (岩波セミナーブックス)
本, 金子 郁容
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「不確実性と情報」入門 (岩波セミナーブックス)本無料ダウンロードpdf - 内容紹介 ますます多様化する現代社会．ものごとの相互連関性が高まり，複雑性も増している．時代の2つのキーワード「不確実性」と「情報」を，確率の考え方を基盤にして日常的な視点から語る．確率論，情報とネットワークの基礎を説く． 内容（「BOOK」データベースより） ますます多様化する現代社会。ものごとの相互連関性が高まり、複雑性も増している。時代の2つのキーワード「不確実性」と「情報」を、確率の考え方を基盤にして日常な視点を加えて語る。宝くじに当たる確率や降水確率といった身近な話題から気楽に読み進むうちに確率論、情報とネットワークについてその基礎を学ぶことができる。
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確率論の初歩、基本的な考え方を扱った、読み物風の一冊。主な読者として理数系以外の大学生1〜2年生あたりを想定しているようだが、確率論に興味のある高校生や一般読者が読んでも面白いと思う。私自身としては、統計学の勉強を始めた頃に本書と出会いたかったと思う。急がず焦らずじっくりと著者のペースで語っている。著者の本を読んだのはこれが初めてだが、その語り口に著者の人となりが滲み出ているのではないかと感じながら読んだ。私が本を読むとき、単に知識を求めているときと、著者のモノの見方・感じ方を味わうことを楽しんでいるときがある（もちろん、両者が同時に満たされることもある）。本書はどちらかと言えば、後者の楽しみを満たしてくれた。それが何についてであってもいいから、こんな本を書けるようになってみたいものだと思った。
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