アドラーをじっくり読む (中公新書ラクレ)
本, 岸見 一郎
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無料ダウンロードアドラーをじっくり読む (中公新書ラクレ) pdf - 内容紹介 もう一歩先の理解へ アドラー日本版の翻訳者にして『嫌われる勇気』の著者が、代表作のポイントを徹底解説 ミリオンセラー『嫌われる勇気』のヒットを受けて、アドラー心理学の関連書が矢継ぎ早に出版された。 しかもビジネス、教育・育児など分野は多岐にわたっている。 だが、一連の本の内容や、著者に直接寄せられた反響を見ると、誤解されている節が多々あるという。 そこで本書は、アドラー自身の原著に立ち返る。 その内容をダイジェストで紹介しながら、深い理解をめざす。 アドラーの著作を多数翻訳した著者ならではの、完全アドラー読書案内。 ◎目次 まえがき――誤解だらけのアドラー心理学 序章 アドラーの人生と執筆活動 1章 アドラー心理学の独創性――『個人心理学講義――生きることの科学』 2章 大切なのは「これから」――『生きる意味を求めて』 3章 遺伝や環境のせいにするな――『人生の意味の心理学』 4章 汝自身を知れ――『人間知の心理学』 5章 タイプ分けにご用心――『性格の心理学』 6章 人生の課題から逃げる人たち――『人はなぜ神経症になるのか』 7章 子どものためにできること――『教育困難な子どもたち』 8章 罰でもなく、甘やかしでもなく――『子どもの教育』『子どものライフスタイ ル』 9章 自分自身を受け入れるには?――『個人心理学の技術I――伝記からライフス タイルを読み解く』『個人心理学の技術II――子どもたちの心理を読み解く』 10章 他人の評価は気にするな――『勇気はいかに回復されるのか』 11章 それは「衝動」だけでなく……――『恋愛はいかに成就されるのか』 内容(「BOOK」データベースより) ミリオンセラー『嫌われる勇気』のヒットを受けて、アドラー心理学の関連書が矢継ぎ早に出版された。しかもビジネス、教育・育児など分野は多岐にわたっている。だが、一連の本の内容や、著者に直接寄せられた反響を見ると、誤解されている節が多々あるという。そこで本書は、アドラー自身の原著に立ち返る。その内容をダイジェストで紹介しながら、深い理解をめざす。アドラーの著作を多数翻訳した著者ならではの、完全アドラー読書案内。 商品の説明をすべて表示する
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アドラー心理学の革新性が広く認知されてきた昨今、その効力にあやかり「部下や上司を上手にコントロールする――」あるいは「子供を自然に(主に受験と学歴のために)勉強させる――」のような、より実用的に改変されたアドラー本が多数出版されるようになりました。しかし、前者の場合は「会社」という組織への(健全な)就業が前提となっており、後者においては「アドラーは健全なものであれば競争を肯定、推奨していた」などという始末です。アドラー心理学の掲げる理想や内容については常にその時代や状況に応じて変化させていくべきものではありますが、「商業性のために(あるいは酷く限定的な持論の補強のために)、アドラー心理学を改変、希釈し教示する行為」は間違っていると言わざるを得ません。本書でも言われているように、アドラー心理学はその革新性が故に非常に誤解を受けやすい宿命を負っています。その誤解のされやすさに加えて、意図的な歪曲を加えた書が「アドラー心理学」を銘打っていれば、混乱するなというほうが無理な話です。確かに、本書には岸見先生の既刊と重複する内容が多々ありますが、・アドラー心理学の正確な意図や思想を述べるにあたり、各章で一つの原著をテーマとし、その引用を軸に進行する・記述されているドイツ語、あるいは英語の単語を、どのような意図をもってこの日本語に翻訳したのかを説明する以上の二点をより重視して構成されている点で、同じ内容の記述に出会っても大きく印象が変わります。まさに、アドラー心理学に目覚め、いくつかのアドラー書籍を読んでみたという方は是非、本書を読むことをお勧めします。「アドラー心理学は魔法の道具ではないのか?アドラー心理学の本来の思想とは何なのか?アドラーは我々に何を伝えたかったのか?」こういった疑問に対し、真正面から向かい合った岸見先生の真摯かつ「原著に基づいた解説」が本書には記されています。
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